AtoZ

山梨・東部富士五湖/「地域の誰もがプレイヤー」やりたい!想いをカタチにするサポート!出逢い、かかわり、ともに生みだすよろこびを。

これからの居場所づくりはできることをできる範囲で。

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都留市・宝の山ふれあいの里

今日は、7月4日(土)と5日(日)に行われる「ぽかぽかキャンプ」の東部富士五湖地域の新拠点・都留市宝の山ふれあいの里にて最終打ち合わせ。雨降りしきる山の緑はより深く大きく包み込むようで、思いっきり深呼吸をしてきました。

 

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ぽかぽかキャンプの遥奈さん(左)、AtoZ村長(右)
こんな時だからこそ小さくても絶やしてはいけない居場所

今回は感染症拡大の状況下で、当初予定していたプログラムを大幅に変更・縮小して開催することとなりました。安全性を考慮して宿泊や火起こし、食事作り、さらにはスタッフの直接的介助ですら避けての開催。「ぽかぽかキャンプ」の醍醐味がほとんど失われている…そう取ってしまえばそれまでですが、こんな時だからこそ大切にすべきことをしっかりとした眼差しで見つめることができていると、遥奈さんと話をしてそう感じました。

 

「ぽかぽかキャンプ」は障害のある子どもたちの野外活動の場です。学校やデイサービスなどのほかにも、彼らが地域の中でのびのびゆったり仲間と過ごせる居場所、居場所の選択肢の一つとして…という思いがあります。そして暮らしを取り巻く環境の変化が著しく「心のゆとり」の重要性が求められている今、これまでと同じ活動ができないからと言ってごっそり居場所を無くしてしまっていいのだろうか?小さくても居場所が「ある」ことが重要ではないか?できることをできる範囲で活動しつづけることの大切さに気づいたと遥奈さんは言います。

 

いかにイベント化せずに日常に落とし込むか、そして居場所の細分化

わたしが自宅を開放しコミュニティAtoZをはじめたとき、一番大切にしたのがこのできることをできる範囲でです。キャッチーで、大勢の人が集まるイベントのエネルギーの波とは違う、日常になじむ新たなスポット。できるだけ淡々と、それでも集いたくなるスペースに…と心がけてきました。最も重要なのは主宰のわたしが等身大でいることで、自宅でありながらホストにならず(おもてなしをせず)、みんなが主体的にこの場を利用していくパブリックスペース化を念頭に開きつづけています。その根底とどこか通ずるものを感じ、首がもげるほどお互いにうなずきました。

 

これからの居場所づくりは、学校や施設・サービス・団体が一手に担う時代から、ひとつひとつが小さくとも地域のなかに多様な受け皿・多様な接点がある時代へと着実に変化していると思います。いかにできることをできる範囲で、地域に暮らす人たちがほんの少しずつ場(心)を開いていくことが大切かと考えます。またAtoZ村長として、それらの居場所を横糸でつないでいくような存在になれれば思っています。

 www.kurashi-atoz.info

4日(土)デイキャンプ、5日(日)は地域のぽかぽか座談会!

キャンプ自体は宿泊なし、規模縮小のプログラムではありますが、二日目の5日(日)はこれまでの「ぽかぽかキャンプ」の活動エピソードをベースに「これからの東部富士五湖地域の障害のある子どもたちの居場所」といったテーマでぽかぽかと座談会を開くとのことです!!ぽかぽかスタッフ、地域の専門家、特別支援に興味のある都留文科大学の学生などの生の声から熱のある場をみんなでつくれたらいいですね!ご興味のあるかた、ぜひご参加ください。

 

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お問い合わせ:ぽかぽかキャンプ事務局 市川遥奈

pokapokacamp@gmail.com

 

AtoZ 矢野あずみ