AtoZが企画サポートさせていただく西桂町の古民家「おらがカフェ・マホロバ」(山梨県南都留郡西桂町小沼2857)にて、8月19日(水)はじめてのイベント「ふぞろいな食卓」が開催されました。この日もとても暑い日でしたが古民家のなかは涼しく、ご参加くださったみなさんとゆっくりとした時間を過ごすことができました。
畑と野菜をつくる人を身近に感じるおらがカフェのランチ
おらがカフェ・マホロバオーナーの加藤さんと福祉事業所に通う利用者さんたちが日頃育てているお野菜を中心に丁寧につくられたお食事。この日のメインである富士の介はキングサーモンとニジマスを掛け合わせた山梨のブランド魚で、こちらも福祉事業所の利用者さんが加工に携わっているそうです。
~「ふぞろいな食卓」本日のお品書き~
・富士の介 塩こうじ漬焼き
・モロヘイヤとオクラのポン酢あえ
・キュウリとクラゲ中華風
・とうもろこしの岩石揚げ
・おらが米
・お味噌汁
・おつけもの
一品ずつ、食材についてのお話や想いをお聞きして味わっているとき、以前オーナーの加藤さんがおっしゃっていた言葉を思い出しました。
「畑の野菜たちは大きさも形も味も”ふぞろい”でね、それって人にも言えること。”ふぞろい”って個性ですよね。だから何か好きなんですよ。」
加藤さんやスタッフのみなさんが、その”ふぞろい”を愛おしみながらお料理して盛り付けている様子がそのまま伝わってきましたし、まるでそれぞれのお野菜たちがこちらに語りかけてくれているかのようでした。
「食」から、作り手やその人の背景に出逢う
お食事のあとはデザート。こちらのロールケーキを作っている福祉事業所のお菓子工房にオンラインで潜入してまちのパティシエたちと直接お話ができてしまうというドキドキのお楽しみ企画!驚くほどカメラ慣れしているパティシエ・しょうちゃんは質問に答えながらも手元の作業は止めない職人技。合間にピースサインも。パティシエ・まみちゃんは終始照れ気味でしたが普段の作業の様子と最高の笑顔を届けてくれました。なんとも和やかな工房の雰囲気がマホロバにいるみなさんを包みこみ、作り手とのコミュニケーションでお菓子が一段と味わい深くなりました。「食」と「笑顔」のパワーはすごいです。
お食事にはデザートのほかにもお菓子のおみやげが付きます。
それらを作っている地域の事業所情報がギュッとつまった冊子「働くしあわせ山梨」がグルメ雑誌に見えてくるほど、”今まで知らなかった、けれどとっても身近にあった”ことに気づかされる瞬間…「食」を通じて地域の「人と人」がつながる。これが「おらがカフェ・マホロバ」という場なのです。
人が人らしく生きる。そして食べることは生きること。
日々の農作業、そしてともに過ごす障がいのある方たちとのやりとりから、たくさんのことを学んでいるというオーナー加藤さんの体験ひとつひとつをお聞きして、この日ご一緒したみなさんが感じたことを話してくださいました。同じ場にいても揺さぶられたり突き刺さったりするポイントは本当にさまざまで、それをまた他者へシェアしいろいろな感覚に触れてゆくこと…わかちあい。人がかかわりあうことでお互いにより豊かな暮らしをつくっていける、この大切な時間をこれからここで刻んでいくことでしょう。「おらがカフェ・マホロバ」静かにスタートの一歩を踏み出しました。ぜひお気軽に足を運んでみてください。
AtoZ 矢野あずみ
【主催】おらがカフェ・マホロバ
080-2262-1310
【企画サポート】AtoZ
村長の自宅コミュニティAtoZを起点に、おらがカフェ・マホロバをはじめ、地域のコミュニティネットワークのハブとして、企画サポート・撮影・発信・空間デザインなどをしています。
■WEB
https://www.kurashi-atoz.info/
https://www.facebook.com/AtoZ-388787551684795/
https://twitter.com/AtoZ47964752?s=09
■LINE公式アカウント