このたびAtoZは、都留のまちなか、高尾神社のとなりにたたずむ築80年の古民家で七月一日「オープンアトリエAtoZ」(都留市中央1-9-33)をスタートした。まちなかでありながら市内を流れる家中川の水の音につつまれたこの異空間。ここから、まちのプレイヤーたちのどんな創造エネルギーがうまれていくのだろうか。楽しみだ。
自分の想いがシンプルに見えた途端、するすると進んでいく感覚…
この2ヶ月あまりの展開にわたしは、とにかく心静めて動くことを心がけていた。人は大切なモノをひとつ手に握ることができればよく、小さな違いをしっかり感じとれるようどこまでもシンプルにいる。言葉にするならそんな状態だった。
何の意味があるのか?やっていけるのか?頭に浮かんでは消える物事を縛る枠をそのつど取り払う。それらに勝るモノはひとつしかない。「考えるだけでどうしようもなくワクワクするかどうか」だ。そして現れた想いが ” こもりたい。森の中ではなく、まちなかでオープンにこもっていたい。いじっていい空間=大きなオモチャがほしい! ” だった。我ながら「贅沢だな~笑」と一瞬思ったのだが、この想いと手をつないで以降その声は聞こえてこない、もう前に進み出していた。
まず、これらの想いをわかりやすく「アトリエ」や「ギャラリー」という言葉に置き換えて会話のなかにさらりと登場させて、自分自身になじませていった。
すると、ポンと目の前にこの古民家の情報が舞い込み、現実が動きはじめた…
古民家とこの界隈に愛着のある人たちのおかげで
高尾神社を中心にしたこの界隈では、以前多くの人が行き交うイベントが催されていたそうだ。古民家オーナーの悦子さんは現在、加計呂麻島(奄美)に暮らしており、わたしは一度もお逢いしたことはないのだが、今回「オープンアトリエAtoZ」をここでスタートさせるにあたっては彼女とこの古民家、この界隈を愛する人たちのたくさんの後押しが本当にありがたく、目に見えぬバトンを受け取るような感覚さえある。
「オープンアトリエ」とは?
「アトリエ」はフランス語で工房という意味。集うこと、話すこと、ともに考えることからは、常に何かを生み出すことができる、地域の誰しもがプレイヤーでありクリエイターでありアーティストである。そういう感覚をみんなで持って暮らしていけたらという想いをこめ「アトリエ」とした。誰か、だけでない。誰しもが創造のタネを持つ。それをみんなで育んでいけばいい。一緒に育んでいきたい。ここはそんな風に、いつでも両手をひろげてオープンでいる。
まだまだ始まったばかりの「オープンアトリエAtoZ」。創造脳を掻き立てて、一歩一歩ともに進んでいけたら。
AtoZ 矢野あずみ
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【オープンアトリエAtoZ】
都留市中央1-9-33
駐車場については、上記の地図と看板を目印に。
(自転車、バイクは古民家のお庭に停められます)
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